黒錆釉片口 MM (KA-MMB) 10×7.5×7 8分目 170cc
何を容れてもキレが良く、気持ちよくお使い頂けます。
中国茶を入れる時の茶海※ に。
煎茶を入れる際には、湯ざましと茶海両方に使えます。
ミルクピッチャー、ソース入れなどにも。
※茶海・・・茶壺(急須)などで入れたお茶を、一旦茶海と呼ばれる片口に移すことで、お茶の濃さを均一にし、茶壺に湯が残りお茶が出過ぎるのを防ぐ。
黒系の釉薬は大地に含まれる鉄やマンガンなどの金属原料の化学変化で、色合いをちょうせいしております。黒釉も透明釉や白釉と同じく、マットから艶有りと様々あります。特にマット釉を二種類多用しています。一つは少し緑がかった黒緑釉、もう一つは金色の結晶が出る黒錆釉。両方ともマット釉なので、使い始めは手や食物の油分が染み跡として残りますが、気にせずそのまま毎日のようにお使い頂くと全体に使い艶が出て気にならなくなります。速攻で使い艶をつけるにはオリーブオイル等食用油で全体に拭えば、染み跡が気にならなくなります。黒錆釉は金属の結晶が表に吹き出していることがあります。使い始めは布巾に結晶が黒く付くことがありますが、身体に害はなく、一通り落ちれば付かなくなります。日常食器として、日々お使い頂ければ幸いです。
・安藤雅信の作品は基本的に、底面にも釉薬を掛け、テーブルやお膳への当たりが優しく、造形として一体となるように作っております。見た目のすっきりした美しさだけでなく、高台内まで釉薬がかけられている為、器を洗う時にも洗いやすく水キレもよいのが特徴です。なお、高台に目土や釉薬の削り跡がみられる作品もございますが、器の揺らぎや、食器用スポンジ・布巾等の引っ掛かりを極力抑えるための処理として行っております。使用上の問題はございませんのでご安心くださいませ。
・検品作業をしておりますが、製法上許容範囲の歪みがございますこと、また個体差がありますが、どうかご了承お願いいたします。
◎私たち日本人は、和食をベースに洋食、更にイタリア、中国、韓国、台湾、タイ、ベトナム・・・と世界中の料理を取り入れた食事をする、世界でも希有な民族だと思います。
料理に応じて各国の器を揃えていては大変ですし、素材の感覚や、器を持ち上げるなど食習慣の違いもあります。安藤雅信の食器は、「今の私たちが使う、どんな料理にも合う現代の器を」というコンセプトで展開しています。